スコピエ大地震から60年
音楽を通じてお伝えする日本と北マケドニアの深く強い絆
北マケドニア共和国における在留邦人数は約30名、在日同国人は約50名と数字上は細い交流ですが、1963年スコピエ大地震で街が壊滅した際に復興都市計画に寄与したのが丹下健三氏率いる日本チームでした。現地の人々はその史実を熟知し、2020年には丹下氏の記念切手が発行されるなど大親日国の一つです。私たちのデュオは友人の縁で2016年に結成。出逢ってすぐに良きパートナーになると感じ取ったのをお互いに覚えています。以後、両国大使館や多くの方々の応援を頂きつつ、音楽を通じて皆様に日本と北マケドニアの深く強い繋がりをお伝えし、さらなる友情発展を目指して文化交流活動を続けています。
佐手麻珠(ピアノ)Asami Sate, piano
宇都宮出身。東京音大、ロンジー音楽院大学院演奏課程修了。プラハ、ウィーン、ボストンをはじめ国内外で研鑽を積む。大阪国際音楽コンクール入賞。飯塚毅育英会奨学生として渡米。在学中より公演プロデュースにも取り組み、米・ホットスプリングス音楽祭ではアート・マネジメント・フェローとして参加。以後、招聘公演や教育プロジェクトを多数手掛ける。 16 年北マケドニアデビュー以来毎年招かれ、 22 年公演には各国大使が臨席されたほか、音楽学校でのマスタークラスも大きな注目を集めた。近年はワインエキスパートや Sake Diploma の資格を活かした公演も人気。演奏家兼プロデューサーとしてグローバルな活動を展開。とちぎ未来大使。
エマ・ポピヴォダ(ピアノ)Ema Popivoda,piano
聖シリル・メソディウス大学を首席で卒業、同大学修士号および博士号取得。ザルツブルクやロンドンでも音楽を学び、ケンブリッジ大学のIGSCEも持つ。これまでにロンドン、ニューヨーク、東京、ローマ、ブダペスト、ブリュッセルなど世界各地に登場 。レパートリーはクラシックからフュージョンまでと幅広く 、仏カンヌでは偉大なるDJデリック ・メイとの共演で大注目を集めたほか、クラブミュージックをクラシックに適合 させたプロジェクト"Acoustic electronics"は東欧諸国でセンセーションを巻き起こしている。イヴァノフ元マケドニア共和国首相より” Global bridges” のメンバーに任命され、芸術文化における若きリーダーとして国際的なキャリアを重ねている。
プログラム
ドビュッシー:小組曲
サン=サーンス:動物の謝肉祭
日本の四季
ブザロフスキ:ミリスの想い出
ラヴェル:亡き王女のためのパヴァーヌ
ラヴェル:ラ・ヴァルス