開館から続く大人気狂言シリーズ
万作、萬斎、裕基の三代の共演!!
中世の庶民の日常生活を明るく描き、笑いを通して人間の普遍的なおかしさを伝える狂言。分かりやすい解説付きで初めての方もお楽しみいただけます。
出演
野村万作(人間国宝)
野村萬斎
野村裕基 ほか
演目と配役

あらすじとみどころ
■張蛸 はりだこ
果報者が来客に張蛸を振る舞いたいと、太郎冠者に命じて都へ買いに行かせる。ところが張蛸が何のことか知らない太郎冠者は、声を掛けてきた男の巧みな言葉に、張り太鼓を張蛸と信じ込んでしまう。大喜びで太鼓を買い求めた太郎冠者は早速屋敷に持ち帰ると、果報者に見せるのだが…。
張蛸とは、張り広げて乾燥させた蛸の干し物で縁起物の食材です。祝賀的な狂言の代表曲「末広かり」と同様に、太郎冠者の取り違えを題材としたお目出たい曲目です。晴れやかな結末へ向かう、和楽の世界をお楽しみ下さい。
■簸屑 ひくず
宇治の里に住むある家の主人が、今年は先祖の遠忌(重い節目の年忌)に当たるので、宇治橋供養の参詣の人々に接待茶をふるまおうと思い、太郎冠者に簸屑(屑茶)を挽くよう命じて外出する。いやいや茶を挽く太郎冠者だが、やがて眠くなり、居眠りを始めてしまう。使いから帰ってきた次郎冠者が目を覚まさせようとするが、全く起きない。怒った次郎冠者は太郎冠者に鬼の面を被せておく。そこへ主人が帰ってきて…。
居眠りをしたりうろたえたりと、表情豊かな太郎冠者の演技がみどころです。
